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海外の株式に投資している場合の税金

年末が近づくにつれ、確定申告を意識する時期になりました。

今日、確定申告絡みの質問を受けました。

「海外の上場株式に投資しているのだけど、その課税関係は?」

結論としては、ほとんど日本の株式と変わりありません。

<配当>

まず海外で源泉徴収されてしまいます。日本の証券会社を通じて投資をしている場合が多いと思いますが、その際には日本とその国の租税条約に定めてある税率で源泉徴収されます。アメリカであれば10%ですね。

そして90%が日本に来るわけですが、上場株式であればその10%が源泉徴収されます。だから手元には81%残ることになります。

そして確定申告の際の選択肢としては3つあります。

(1) 何もしない。何もしないことも認められます。めんどくさい場合に有効です。

(2) 総合課税をする。日本の所得税は所得の額に応じて税率が上がりますので(超過累進税額制度)、年収が低い場合にはトータルで19%も源泉徴収されるのはとられ過ぎであることもあります。外国税額控除(Foreign tax credit)の制度などもあわせて、確定申告をして源泉徴収された税金の還付をうけることができます。

(3) 申告分離課税をする。確定申告をするのは(2)と同じですが、この場合は配当の額を株式の譲渡損失と相殺することができます。結果として税金の還付を受けることができます。株の売却損などがある場合に有効です。

<売却>

保有している株式を売却して、売却益が出た場合ですが、海外では課税されないことが多いようです。国によって違うと思いますが。

日本では、日本国内の上場株式と同じように10%(2014年から20%)の申告分離課税です。

日本市場であっても儲けるのが難しいのに、海外への投資で利益を出すのは難しいのではないかと思ったりもしますが、儲けている人は儲けているのですね(汗)

 


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