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(これだけは伝えておきたい)消費税の増税の影響

先日とある地方都市で、消費税の増税に関するセミナーの講師を務めました。そこで、そこの商工会議所の方とお話をしたのですが、その方曰く、

「消費税の増税って、本当に事業者は関心がないんですよ。」

セミナーをしても人は来ない、相談窓口にも相談はない、という状況だそうです。

まぁ仕方がないのかもしれません。仕入の価格は3%増えたかもしれませんが、しょせん3%なので急激に資金繰りが悪化するわけではありません。それよりもガソリン価格の高騰や原材料費の高騰の方がよっぽど優先度が高いのでしょう。駆け込み需要の反動減などはあるかもしれませんが、「まぁ現時点では大きな影響もないし」というのが本音かもしれません。

ただ一つだけ知っておいてほしいことがあります。

納税額は大幅に増加します、ということです。

仮にPLが全く同じであった場合には、納税額は1.6倍に増加するのです。

PL

 

 

 

 

 

消費税の仕組みとしては、事業者間で転嫁してその差額を納付するということになっていますが、実際は事業者の「人件費」、「金利」、「利益」に対して課税するのが消費税です。(おおまかに言うとですが)

  1. 人件費比率が高い事業者
  2. 借入額が多い事業者(支払利息が多額になる事業者)
  3. 利益率が高い事業者

これらの事業者の方は、納税額が大幅に増加するかもしれません。次の確定申告の時に、「資金がない!」ということがないように事前に資金繰りをしておくことがとても重要です。

消費税はそもそも滞納が多い税目として有名です。国税の滞納額及び滞納件数の約半分が消費税関係です。税金は一度滞納してしまうと、納めることが非常に難しいです。

国税庁調査 平成24年度租税滞納状況について

http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2013/sozei_taino/index.htm

次の確定申告は要注意なのです。みなさん、興味がないかもしれませんが、是非これだけは知っておいてほしいと思っています。

 


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